だいが現在勤める特許事務所は3つ目の事務所ですが、今の事務所はこれまでで最も給与還元率が高いです。
具体的には、売上の6割を給与として還元して頂けます。
特許事務所の還元率は一般的に3割か4割ぐらいかと思いますので、6割はかなり高く、良心的だと思います。
正直言って、機械・電気分野は、化学系分野等よりも明細書を書くのに手間がかかる上に、単価が低い傾向にあります。
そのため、国内出願ばかりだと中々売上がたたずに生活が苦しいので、6割の還元率はかなり有難いです。
逆に言うと、今の事務所でもし還元率が3割か4割程度だと、生活できないレベルです。
どうしたら給与還元率が高い特許事務所を見分けることができるのでしょうか?
知り合いから聞くのが最も確実ですが、知り合いのいない人はどうしたらよいのでしょうか?
身も蓋もない話ですが、結論から言うと「運」です。
実際だいも面接をして初めて還元率を知りました。
転職活動して結果的に還元率が高かったというのが実際でしょう。
とは言っても給料は重要な指標ですし、面接を受ける前にある程度めぼしをつけておきたいところではありますよね。
だいの経験からして、求人票を見て以下の条件に当てはまる事務所はもしかしたら還元率が高いかもしれません。
もしよかったら参考にしてください。
・事務等の間接部門の人数が少ない(具体的には、実務:事務=3:1ぐらい)
→理由:説明不要かもしれませんが、実務の取り分が大きいためです
・小規模事務所(具体的には、総勢10人程度?)
→理由:小規模事務所では実務の転職希望者が少なく、辞めると困るから
・所長が創業一族ではない
→理由:所長が創業一族の場合、経理等の間接部門にも一族の関係者がいる場合が多く、所員を搾取しているかもしれません(少し偏見が入っています)